月の砂

2023年12月21日は、自分にとって最低の一日になってしまった。

ずっとベッドから出ることができず、ようやくありあわせの元気を振り絞って何とか各所へ連絡を済ませたら、既に時計は14時を過ぎていた。

どうしても聞きたい講義があったのと、郵便局へ提出しなきゃいけない書類があったため、とにかく外に出なきゃと思い立って、錯乱した精神状態のまま大学へ向かった。

でも結局、どこにも行けばいいのかもよく分からず、とりあえず総合図書館に入ることしかできなかった。中に入っても自分が何をしたらいいのか分からず、また何かを考えたりする元気もなく、一階のロビーでしばらく死んだように座り込んだり横になったりした。30分か1時間か、それくら経ってからここにいてはダメだと思って、学食に行った。なにか食べなきゃと思ってコロッケをお盆に取りそれを注文した。組合員証を出す元気がなかったので通常価格での注文になってしまった。席について、コロッケを急いで食べて水を何杯も飲んだ。カバンに入れていたブドウ糖を10g分接種した。それでも具合が良くならず、混乱した状態のまま天ぷらうどんを注文した。また通常価格での注文になった。うどんを食べ終えて、また30分か1時間ほど死んだようにその場所にいた。それくらい経った後でようやく家に帰れるくらいの元気が出てきたので、歩いて家まで帰った。スーパーで食料を買い込んでから家に着いた。

それから5時間くらい寝て、起きて夕飯を食べた。

今日一日を健康に過ごすことができたなら。講義を受けて輪講に参加することができたなら。何か新しいチャンスを掴めていたのだろう。

今の自分は、この健康問題の解決に全身全霊で取り組まなければいけないのだと悟った。

明日は病院に行く。