地方都市への関心と、アニメ文化への関心が重なって、地方都市のアニメショップを訪れることが自分の密かな趣味となっている。
「蓮ノ空ゲーマーズ」というお店が石川県金沢市にある。これは、今年の春から始動した、『ラブライブ！蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』という金沢市を舞台とする作品を中心として『ラブライブ！シリーズ』のグッズなどを取り扱っているゲーマーズの店舗だ。
自分が石川県出身で、それこそ蓮ノ空ゲーマーズが入っているビルにも昔から通っていたということもあり、以前よりずっとこの店舗に訪れたいと思っていた。もちろん、『蓮ノ空』も含めて『ラブライブ！シリーズ』のファンであるということも大きいのだけど。
それで先日、ようやく蓮ノ空ゲーマーズを訪れることができたので、その簡単な記録を書いてみる。
訪問時の様子
平日と休日の両方に訪れたのだけど、どちらの時間帯もそれなりにオタクが集まっていたのが良かった。見る限り、大体は男性オタクだったのだが、どういうわけかカップルで来ている男女もチラホラ見られた。
この店舗のユニークな点として、ショッピングモールのスペースを使っているという点がある。皆さんのなじみのある店舗を想像してもらえれば分かると思うが、たいていオタク系店舗は一般の空間から何らかの形で区分けがなされている。しかし、蓮ノ空ゲーマーズではそういったものが存在しておらず、ふつうの店舗と同じような顔をして歩行者空間に面しているような状況だった。
この店舗が入っているビルが、駅前に立地する地域最大級のショッピングモールであるということもあり、客層としては、高校生～大学生くらいの若い集団や、子ども連れの家族連れも多い。また、蓮ノ空ゲーマーズが、モールと、それに隣接する立体駐車場の動線上に立地しているということもあり、店舗の前を通過する人もかなり多い。
そのため、（特に地元民にとっては）蓮ノ空ゲーマーズに入っていくことはそれなりの勇気を伴う行為なんじゃないかと思う。
ちなみに僕の場合は、この店舗の隣にあるのが6年前くらいから通っていて店員さんとも顔なじみになっている服屋だということもあり、店舗に立ち入るのにかなりの緊張が伴った。
もっと言うと、この店舗の隣に『蓮ノ空』の展示スペース（下の写真）があったのだが、こちらは完全にオープンなつくりとなっていた。上の店舗の方は、中に入ってしまえば壁があるから周りからはあまり姿が見られなかったが、こちらはもう丸裸という感じで、本当はじっくり眺めたいところなのだけど、ほとんど滞在することができなかった。
ちなみに、この写真を撮った時は誰もいなかったが、展示の最終日である9/3にもう一度訪れたところ、8人くらいのオタクが集まってわちゃわちゃしていた。
彼らが石川県民なのか、それとも聖地巡礼として他の地域から集まった人たちなのかは実はかなり気になる問題なのだが、別に声をかけて質問したりしなかったから、その答えは謎となっている（浅い考察だけど、ちょっと話している様子を聞いた感じ、石川の方言が全くなかったから遠方から来た人たちなのではないかと推察している）。
ちなみに展示スペースが終わった後、このパネルは7Fの映画館の方へ移されたみたいだ。これについては、ちょうどいい感じの空きスペースに収まったということや、後ろのガラス張りとの相性もあり、なんかめちゃくちゃ美しいなと素朴に感じている。
ちなみに、金沢駅構内の観光案内所にも、蓮ノ空をアピールするパネルが置かれていた。
みんな蓮ノ空のストーリーを見よう
蓮ノ空ゲーマーズは、元々は9月までの仮契約でスタートしたが、契約の延長が決定し、10月からは別のフロアに移転する形で営業を行うことになったらしい。めでたい。
みなさんも『蓮ノ空』にどっぷりとハマって、金沢へ聖地巡礼に行きましょう。曲も良いし配信もチャレンジングで面白いのですが、アプリのストーリーの出来がいいので、まずはそちらを見てみるのがおすすめです。
完全に地元贔屓だが、『蓮ノ空』で金沢が盛り上がってくれたらアツいです。
