無題

来週、NUS(シンガポール国立大学)の都市計画系の学生が東大に遊びに来て、情報共有や意見交換を目的としたちょっとしたワークショップを行う。ワークショップのテーマは「高齢化」なのだが、その議論の素材として、両大学の学生から簡単なプレゼンを行うことになっている。日本側からは、「O町のまちづくり」と「郊外住宅地再生」について発表するのだが、郊外の方の発表(の2/3)を自分が担当することになった。

発表に向けて空いた時間に資料づくりをちょこちょこ進めているのだが、これがなかなか難しい。郊外住宅地のことは研究室のプロジェクトの手伝い(有給)をやっていたり、自分でもちょこちょこ取り組み事例を見に行ったりしているので、多少は知識があるが、正直まだあまり詳しくないというか、状況を体系的に理解できているわけではない。それに、今回はシンガポールの学生に向けてプレゼンするため、詳しいことを話すというよりも、日本社会の基本的な部分から情報を伝えるようなことをしなくてはいけないということもある。

つまり、自分の得意フィールドではない内容を、普段とは違うやり方で発表する必要があるということだ。それに、言語は英語にしないといけないという点も加わる。

そういうムズさはあるけど、これをちゃんとやり遂げたときのリターン(発見や成長)は結構デカいと思っていて、あまり時間的ゆとりがない中でも、かなり前向きに準備を進められている。純粋に当日が楽しみ。

ただ、他の学生の様子を見ていると、他のことで忙しいのだろうけど、このワークショップにあまり積極的ではないようで、それが個人的には少し残念だった。

当日は自分だけがやたら積極的で浮かないか心配になる気持ちもちょっとある。けど、何だかんだでたぶんそうはならないだろうし、それに仮に自分だけがやる気満々で浮いてしまっても、それはそれで仕方ないし別に(基本的には)悪いことではないと思っている。

そういう自分の感情のコントロールは、最近ちょっと上手くなった。問題に直面したときに、起こっている現象をメタ認知によって理解可能・解決可能な形に構造化して、その具体的な解決方法を検討・実施する能力とでも言ったらいいのか?(こうやって書いていて、おれ本当にこんなことできているか?と思った)