麻痺

夕方、散髪をしてもらうのと銭湯に入るために、秋葉原に行ってきた。

最近、シャロン・ズーキンの都市のオーセンティシティ論についての講義を聞いたり『16bitセンセーション』を見たりしているからか、秋葉原の秋葉原性みたいなものに普段よりも想いを馳せながら過ごした。

それはともかく、銭湯に着いたところで、大学の図書館に返却するつもりだった本がカバンの中に入っているのに気が付いた。一昨日が返却期限だった上、明日から三日間大学に行けないから今日返せないと困ってしまう。しょうがないから、秋葉原から帰るついでに大学に戻ることを決める。

こういうとき、つまり回り道をしなきゃいけなくなったとき、自分はいつもその回り道で何かを得ることはできないかと考える。

今日の場合は、図書館に本を返すだけの寄り道にしたら何も得られないだろうと思って、研究室に寄って行くことにした。

研究室に着くと、同期が二人作業をしていた。それに混じって、自分も少し研究の作業を進める。そのうち、6限の講義が終わった他の同期も一人やってきた。少し雑談したり研究の話をしたりして、過ごす。

のんびりとした時間、ゆるんだ時間、そういうのは嫌いじゃない。寄り道をしてよかったと思った。

同人誌の作業が終わったから夜に自由に(自由な気持ちで)過ごせるのが楽しすぎる!